40代で出産、よかったこと。残念に思ったこと。

高齢出産のメリット・デメリット

43歳での初出産。
産婦人科の先生には「超高齢出産だね」と笑顔で言われ(そのとおり!)、待合室の妊婦さんの若さに慄き、職場では安定期に入るまで言い出せず。
大きくなるお腹に人体の神秘を感じながら、中に宇宙人がいるのではないかと夫婦で疑ってみたものの、
元気にりっちゃんが生まれて、2人ともそのかわいらしさにずっーとメロメロ。

高齢出産は子どもがかわいそうとも言われるけれど、「私の人生でこのタイミングしかなかった」という思いで、心底しあわせを感じています。
りっちゃんを悲しませないよう、夫婦で頑張るのみ。

でも、実は出産してみて「年齢を重ねていてよかった」と感じることがいくつかあります。
今回は、私が高齢出産してよかったこと、残念に感じたことをまとめました。

よかったこと(メリット)

1.大泣きしても、落ち着いて対応できる。

20代~30代前半は、忙しいと感情のコントロールができなくなり、仕事で人とぶつかることも(自分のせい…)。クライアントの理不尽な要求にも、イライラしがちでした。
30代半ばからはイライラしないように、気持ちに余裕を持つことを心がけるように。
子育ても、「健康で元気に育ってくれれば良し」と完璧を目指さず、力を抜いて育児中。今だからこそ、赤ちゃんが大泣きしても「そういうもの」と落ち着いて対応できる気がします。

2.子どもに時間を使うことが苦ではない。

20代や30代は「友達と遊びたい」「海外旅行に行きたい」「こんな経験がしたい」など、やりたいことがいっぱいでした。
40代は結婚している友達も多くなり、「●●したい!」などの欲求が以前に比べて減ったように思います。
そして何より、「子育て」という未経験の大仕事がとても新鮮で楽しい!

3.職場復帰がしやすい。

職場で長く働いていたため、社内の人とも気ごころが知れており、産休・育休の制度が利用しやすいと感じました。
また、職場で必要とされるスキルを持っていれば、復帰後も居場所が得やすいと思います。

残念に思ったこと(デメリット)

1.妊娠・出産にお金がかかる。

血液で染色体異常を検査する出生前診断(NIPT)を受けました。
(30代後半~40代で出産する友人・知人は、ほぼ受けていました)。
出産時の「陣痛促進剤の使用」や「会陰の縫合」、出産後の「患部への薬」などで出産費用が高額になりました。

  • 出生前診断(NIPT)…約13万円。
  • 出産(普通分娩)…約15万円(出産育児一時金42万円は除く)。

同時期に出産した20代のお母さんは、約8万円(出産育児一時金42万円は除く)でうらやましかった…。

2.出産時にトラブルが起こりがち。

妊婦検診で「高齢だから産道が固いね。難産は覚悟して」と言われ、出産時に「赤ちゃんが苦しんでいるから、陣痛促進剤を使用しましょう」と促進剤を使用。
陣痛開始から約17時間で出産。会陰をかなり切開することに…。

ちなみに、
43歳で初出産した友人は、12時間陣痛に耐えたのち帝王切開で出産。
37歳で初出産した妹は、妊娠高血圧症候群になり帝王切開で出産。
年齢を重ねると、お産が大変になるようです…。

3.将来への不安が大きい。

子育てと介護が重なったらどうしよう…という不安。
教育費と老後の資金をどう貯蓄するか…という不安。
不安はありますが、将来子どもに負担をかけないよう、貯蓄&健康で長生き計画を推進中です。

おわりに

私が感じたメリットとデメリットを3つずつピックアップしましたが、若くても怒りを人にぶつけることがないなど、人間力の高い方もたくさんいると思います。
子育てを楽しむのに年齢は関係ないはず…。
日々、子どもと一緒に学びながら、成長していきたいですね。